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人民元が長期にわたり下落する根拠ない=中国財政次官
中国財政省の朱光耀次官は、国営テレビとのインタビューで、中国の経済ファンダメンタルズは引き続き健全で、人民元が長期にわたり下落する根拠はないと述べた。
また、2016-20年に少なくとも6.5%という成長率目標は達成可能と指摘。
政府は中国経済の長期的成長に向けて供給サイドの構造改革を継続するとした。
世界経済については、英国の欧州連合(EU)離脱決定や米国の金融政策見通しをめぐる不確実性の高まりに直面している、と指摘。
世界的には、予想されている米連邦準備理事会(FRB)の利上げが注目されているが、利上げは小幅にとどまるとの見方を示した。
人民元は29日、イエレンFRB議長の米経済に対する楽観的な発言を受けてドルが幅広い通貨に対して上昇する中、一時約6週間ぶりの安値を付けた。
31日時点では、6週間ぶり安値をやや上回って推移している。
朱次官は「世界経済が不確実性や下振れ圧力の高まりに直面するタイミングで開催される杭州20カ国・地域(G20)サミットへの世界の期待度は高い」と述べた。
中国当局者は先に、9月4-5日の杭州サミットでは経済成長の促進や財政に関する問題が中心的な議題となる可能性を示唆している。
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2016年8月31日 ロイター通信より
掲載元:http://goo.gl/9OJEvg
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