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人民元の国際化は世界の安定維持にプラス、2度の金融危機を乗り越え「良貨」となった―中国メディア


2014年6月30日、人民元が世界に進出することは、中国経済にプラスになるだけでなく、世界の金融の安定にとっても意義をもつことだといえる。
中国銀行の田国立(ティエン・グゥオリー)董事長(会長)はこのほど英国・ロンドンで開催された「英中金融フォーラム」で講演し、「人民元の国際化はグローバル金融の安定に向けた重要な選択肢だ。1997年のアジア金融危機および2008年のグローバル金融危機に際して、人民元は値下がりしなかっただけでなく、一定の上昇ペースすら保ち、世界経済の安定・発展に対して重要な責任を担った」と述べた。




▼海外進出の基本的条件は備わった

現在、中国の経済規模は世界2位、貿易の規模は世界1位だ。
国境を越えた貿易において人民元の利用を拡大することは、中国にとっても貿易パートナーにとってもメリットがある。
田董事長によると、13年には中国の国内総生産(GDP)が世界全体の12.4%を占め、対外貿易は世界の11.4%を占めた。
経験からわかることは、人民元が国際通貨となる基本的な条件はすでに備わったということだ。

中国人民銀行(中央銀行)のまとめたデータによると、14年第1四半期(1-3月)に中国から流出した人民元資金は3400億元(約5兆5000億円)に上り、オフショア人民元市場の流動性をさらに補う形になった。
オフショア市場の人民元建て預金残高は2兆4000億元(約39兆1000億円)に上り、世界のオフショア市場預金残高に占める割合は1.51%に上昇した。
オフショア人民元債権の新規発行額は前年同期比160%増加し、オフショア市場の人民元・外貨取引量は13年第4四半期(10-12月)の2倍になった。

中国は世界的な経済貿易大国であり、世界で経済が最も急速に伸びている国だ。
厚みのある経済力、巨額の外貨準備、人民元の値上がり観測によって、人民元国際化の条件は基本的に整ったといえる。
分析によると、人民元国際化はおおよそ次の5段階に分けられる。

(1)人民元が国外で利用できるようになり、流通するようになる段階
(2)貿易建値通貨になる段階
(3)貿易決済通貨になる段階
(4)投融資に用いられる段階
(5)国際準備通貨になる段階だ。

現在、中国の周辺国と先進国の一部地域では人民元が流通しており、第1段階はすでに到来している。
報告によると、人民元は現在、世界で7番目の決済通貨であり、取引通貨上位10種類に入っており、第2段階と第3段階に入りつつあるところだ
別の報道によると、現在の世界では40カ国以上の中央銀行が人民元投資を行っており、投資の意志があるところもたくさんある。
東南アジア、東欧、中南米、アフリカの一部の国は、人民元を公式準備通貨にすることを検討中だ。
このように、第4段階と第5段階の兆しも見えている。

人民元国際化の未来について、市場はおおむね好感触だ。
中国銀行のグローバル顧客調査の結果によると、顧客の50%以上が今後5年で国境を越えた人民元建て決済が全体に占める割合は20-30%に達するとの見方を示し、海外の顧客の61%が国境を越えた貿易で人民元を使用する、または人民元建て決済の割合をさらに引き上げる予定であると回答した。

▼順調な人民元が信頼を獲得

周知のように、人民元の国際化が実現すれば中国経済の発展にとってさまざまなメリットがある。
たとえば世界経済に対する中国の影響力の強化、国際貿易における為替リスクの軽減、国際通貨発行益(シニョリッジ)の獲得などがある。
ただ人民元の海外進出がすでに、またこれからも長期にわたり、国際金融の安定にプラスであることはあまり知られていない。

田董事長は、「人民元は過去10数年の間に世界の金融の安定を維持する重要なパワーになり、このことは次の2つの点に顕著に現れている」として、「第一に、人民元は金融危機の『安定装置』になった。
97年のアジア金融危機の時、東南アジア各国の金融は打撃を受け、レートが相次いで値下がりした。
中国は人民元を値下がりさせないことを対外的に、公開の場で承諾し、これにより各国は危機のダメージへの対処に向けて信頼感を高めることができた。
08年のグローバル金融危機の時は、人民元は値下がりしなかっただけでなく、一定の上昇傾向さえ維持し、世界経済の安定・発展に対して重要な責任を果たした。
第二に、人民元は世界のレート変動リスクの「避難港」になった。
中国と世界各国との経済貿易往来がますます密接になるのにともない、世界には人民元による建値・決済、為替変動リスクの回避といった幅広い需要が生まれた」と述べた。

人民元は国際金融危機の中でも順調だったことにより、周辺地域の市場における信頼と需要を獲得し、大勢の人が認める「良貨」になった。

▼今後は安定的に秩序をもって進むべき

現在、人民元の国際化はまだ初歩的な段階にあり、今後の発展では長い道のりを歩む必要がある。
清華大学中国・世界経済研究センター(CCWE)の李稲葵(リー・ダオクイ)センター長によると、人民元の国際化は長期的で段階的なプロセスであり、人民元国際化の推進は着実に安定的に行わなければならず、中国自身の金融改革を土台としなければならない。
推進プロセスにおいては、やるべきことがたくさんある。
たとえば金融市場の育成充実、金利の市場化、レート決定メカニズムの改革、資本項目の開放などだ。

全国社会保障基金理事会の戴相竜(ダイ・シアンロン)元理事長(人民銀元総裁)によると、高い基準で人民元国際化を達成するには10年から15年がかかる。
人民元が国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)システムに組み込まれ、国際準備資産となり、記帳本位通貨となる必要がある。
人民元国際化を土台として、中国の金融商品の国際化、中国の金融機関の国際化、中国の金融市場の国際化も進める必要がある。

専門家によると、ある国の基軸通貨が国際準備通貨になる場合、その国の利益と世界の利益との間には不一致点や問題が潜んでいる。
現在の中国の金融システムはまだ脆弱で、これを取り巻く国際的な環境は厳しい。
こうした状況の中で、人民元国際化は段階的に実施するという方法を採り、徐々に推進していけばよい。
短期的には資本収支における自由化を慎重に推進する必要がある。(提供/人民網日本語版・翻訳/KS・編集/武藤)


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2014年7月3日 レコードチャイナより
掲載元:http://www.recordchina.co.jp/a90497.html

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