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人民元が「メジャー入り」、取引高ランキングが急上昇


昨年の人民元取引は世界的に急激な拡大を見せ、各種の取引プラットフォームにおいて、ユーロなどの主要通貨と比べても遜色のない規模に達した。
「メジャー入り」を果たしたと言えそうだ。





人民元のオフショア取引CNH=は2014年、トムソン・ロイターのプラットフォームで350%増加。
別のプラットフォームのEBSでは、人民元の取引高が5位に食い込んだという。

国際決済銀行(BIS)が発表した世界の外国為替市場取引高に関する最新の調査結果によると、人民元の取引高は9位。
スイフト(国際銀行間通信協会)がまとめたランキングでは7位となった。

人民元の市場がオフショア(CNH)とオンショア(CNY)に別れているなど、中国は為替をなお厳格に規制しており、これが人民元の取引拡大への一定の足かせになっている。
しかし関係者によると、ロンドンの取引デスクでは、人民元への関心が着実な高まりを見せている。

ある大手銀行のトレーダーは「CNHは現在、唯一の成長分野」と指摘。
「中国は巨大すぎて無視できない存在になっている」と述べた。

EBSで人民元戦略を担当しているダリル・フーカー氏は「人民元は2014年年初めには上位8通貨の一角だったが、年末までには5位に浮上した」と話す。
「人民元の取引高は今年、倍増する可能性がある。1日あたり200億ドルになっても意外ではない」と述べた。

<欧州企業、人民元取引へのためらいも>

一方、ロンドンのディーラーによると、欧州企業の間では、中国との通商において人民元での取引をためらうムードも残る。

野村(ロンドン)のエグゼクティブディレクター、リー・マクダービー氏は、中小の英輸入業者の大半はなおドルで支払っていると話す。

そのうえでマクダービー氏は「人民元を大量に入手することはまだ難しい状況だ。しかし、そうすることがコスト的により魅力的になれば、多くの企業が人民元での決済を選ぶようになるだろう」と述べた。

ドイツ銀行は、オフショア決済センターが増設され、人民元建ての投資商品が増えれば、人民元の取引高は2015年に一段と増加すると予想。
2020年には完全な交換性が実現するとの見方を示している。
 (Patrick Graham記者、Yana Naginsky記者 翻訳:吉川彩 編集:加藤京子)


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2015年1月15日 ロイターニュースより
掲載元:http://jp.reuters.com/article/2015/01/15/yuan-angle-idJPKBN0KO0H720150115?sp=true
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